【雑記】その18 ハロゲン元素と貴ガス元素
気になったことを書き連ねていきます
第18回、元素シリーズ7回目です
大体中学から高1レベル、あとなんか面白い情報くらいです
誤字脱字や間違った情報などあったら優しく教えてあげて下さい
今週は17、18族についてです
このシリーズもいよいよ次回で終わりです
前回に引き続き一応第7周期の奴らも載せておきますね
各元素の説明はほとんどあって無いようなものなので、詳しく解説してほしい元素があれば言ってください
では早速
17族、ハロゲン元素
ではまずは17族元素、通称ハロゲン元素について解説します
ハロゲン元素は、
フッ素(9 F)、塩素(17 Cl)、臭素(35 Br)、ヨウ素(53 I)、アスタチン(85 At)、テネシン(117 Ts)
の6つです
ハロゲンは古代ギリシャ語の「塩」ἅλς háls と、「作る」γεννάω gennáō を合わせた「塩を作るもの」という意味です
ということで
F:淡黄褐色の気体 電気陰性度は全元素中最大の4.0
Cl:黄緑色の気体 強い漂白・殺菌作用を持ち、NaOH水溶液と反応させた次亜塩素酸ナトリウムの形で利用されることが多い
Br:赤褐色の液体 非金属元素の中では唯一の常温・常圧で液体である元素
I:金属光沢のある黒色個体 I⁻+I₂→I₃⁻とかいう謎の反応を起こす
At:黒色の個体? 半減期が短いため、ギリシャ語で不安定という astatos が語源
Ts:不明 Bk+Ca ウンウンセプチウム(Uus) 他のハロゲン元素とは大きく性質の異なる揮発性金属かもしれない
主な共通の性質としては、
・原子番号が若いものは非常に反応性が高い
・ハロゲン間化合物と呼ばれる、異なるハロゲン元素が結合した化合物を形成する
・フッ化塩素(ClF)や一塩化臭素(BrCl)など
・危険物第6類に指定されている
・水素化物はハロゲン化水素と呼ばれる
・水素とは1対1で結合する化合物しか知られておらず、HXと表記される
といった感じです
18族、貴ガス元素
次は18族の貴ガス元素たちです
貴ガス元素は、
ヘリウム(2 He)、ネオン(10 Ne)、アルゴン(18 Ar)、クリプトン(36 Kr)、キセノン(54 Xe)、ラドン(86 Rn)、オガネソン(118 Og)
の7つです
貴金属と同様、反応性が低いことから「貴ガス」と呼ばれます
下の性質のところで気体の横に()に囲まれているところは高電圧をかけた時の色です
ということで
He:無色の気体(紫) ギリシャ語で「太陽」(ἥλιος) 太陽を形成していると考えられていた
Ne:無色の気体(赤橙) ギリシャ語で「新しい」(νέος) 物質全体で最も反応性の低い元素
Ar:無色の気体(紫) ギリシャ語で「怠惰な」「不活発な」(αργον) 某絵師様によると、私を元素に例えるとArらしいです
Kr:無色の気体(青白) ギリシャ語で「隠れた」(kryptos) アルゴンに隠れてなかなか発見されなかったため
Xe:無色の気体(青) ギリシャ語で「奇妙な」「なじみにくいもの」(ξένος) 英語圏では「ゼノン」と発音されがち
Rn:無色の気体 ラテン語で「ラジウム」(radius)より ラジウムが崩壊することによって生じるため
Og:不明 Cf+Ca ウンウンオクチウム(Uuo) 語尾が「on」なのはヘリウム以外の貴ガス元素の語尾が「on」で終わっているため
主な共通の性質としては、
・He以外は常圧かつ凝固点以下で弱いファンデルワールス結合による結晶を形成する
・水和物等の化合物が見つかってはいたが、それらは水素結合の網目構造の中に貴ガス原子が閉じ込められているだけ
・1962年にヘキサフルオロ白金酸キセノン(XePtF₆)が発見された
・同年8月にはXeF₄が、同年末にはXeF₂とXeF₆が発見された
・価電子数は0
といった感じです
とまあ今日のところはこんな感じです
今日も化学でした
次回は未だ"存在しない"元素たちについてです
いよいよ元素シリーズも最後ですね
ではまた